病後の回復を助けるやさしいヨガの本
病後や、寝込んだ後で体力がかなり落ちてしまった時、年齢を重ね、体が動かしにくくなってしまった時、大切なことは、少しずつ、様子を見ながら、体を動かし始めること。
適度な運動は、食欲の増進に繋がり、体が回復していくことを助ける。
今回紹介したいのは、自分の状況に合わせながらストレッチできるヨガの本。DVDが付いている本もある。
下記の5冊の本は、椅子に座って出来るもの、寝たまま出来るもの、体の一部が不自由でも出来るヨガを紹介しているものなど、内容はさまざま。自分に合った一冊が見つかるかもしれない。
■『聖路加国際病院のナースが教えるメディカルヨガ』
特徴
聖路加国際病院でリハビリのクラスを担当している看護師が、様々なヨガポーズを教えるDVD付きのメディカルヨガのテキスト。心血管センターの心臓リハビリテーションの一貫として、実際に導入されているヨガがベースに。
体力や年齢、身体の硬さに関わらず、 必要な部分を毎日10分程度で効率よく鍛えるためのポーズが、難易度別に提案されている。
また便秘や肩こり、猫背などのよくある悩みに応えるヨガポーズも収録。
「階段がラクに上れるようになった」「病気をする前よりも元気になったと言われる」「よく眠れるようになった」といった声も多数寄せられるヨガクラスのメッソードを一度、試してみたい。
■『座ってできる! シニアヨガ』
特徴
全国各地のケアハウスで講習を行い、人気を集める介護予防運動指導員の著者が、シニアクラスで実践している椅子ヨガを紹介。
椅子に座って簡単に出来るように考えられており、毎日続けやすい。
「脚が痛くて曲げれない」「腕がまっすぐに上がらない」という人にも、その状態に合わせたヨガを紹介している。
大きな文字と写真でヨガのポーズを解説してあり、初めての人にも、始めやすい。
◇ 次の2冊は、一般向けに書かれたヨガのテキスト。
身体の硬い人や、少し体力に自信のない人でも始めやすいヨガのポーズが紹介されている。
■ 『いつでも・どこでも・だれでも 座ってできる椅子ヨガ』
特徴
一般向けに書かれた本で、身体の硬い人や初めての人でも安心して出来る椅子ヨガを紹介。30の椅子ヨガポーズに加え、呼吸法や瞑想法などについても分かり易く解説。
座って行うヨガなので、膝に少し不安がある人でも始めやすい。
■『体が硬くても簡単にできる! 究極のシンプル・ヨーガ (体が変わり、生きる力が高まる35のポーズ)』
特徴
こちらも一般向けのヨガのテキスト。座り方から始まり、35のポーズを7日間で終わるように紹介されている。
正座が難しければ、椅子に座って体をねじるなど、体が硬い人でも出来るような方法で書かれている。
体の硬い人や、年齢を重ねて、ヨガにハードルを感じる人にも始めやすい。
◇ 最後にもう1冊、寝たままヨガをする本を紹介。
■『ねるヨガ』
特徴
布団やベッドで簡単に出来る「寝ながらできるヨガ」を紹介している。
寝ながらヨガポーズを取ることで、睡眠の質の改善、疲労回復、疲労予防を目指す。
ユーモアのあるイラストで、34の寝るヨガを収録。ヨガマットなどもいらず、寝る前5分で、心と身体を楽にすることを目指している。
5冊のさまざまなヨガのテキストを紹介してみた。運動について不安があれば、かかりつけの病院で相談を。夏は涼しい、冬は暖かい室内で、体調に合わせながら体を動かしたい。